タロットの絵柄の意味と解釈【1.魔術師】

この記事ではウェイト=スミス版タロット「魔術師」の絵柄についての考察を紹介しています。この男性の姿、ポーズにはどんな理由があるのか?テーブルに置かれたものは?植物は何を意味するのか?そんな問いへのヒントをお伝えします。

 

①ポーズ

天を指す右手、地を指す左手。空に向けた右手の棒(ワンド)から天界の美徳や光を受け取り、その力を左手に流して、地上に降り注がせています。天から降りてきたアイデアやひらめきを現実世界で、いざ、試そうとしている様子だと言えます。

 

②テーブルの上の四つの道具

テーブルの上には、タロットを構成する棒、杯、剣、金貨が並んでいます。つまり、物事を始める上で必要な、ありとあらゆる物が揃っている状態と言えます。準備万端、もしくは、用意周到とも感じ取れます。

 

③メビウスの輪

男性の頭上には無限(∞)や永遠を象徴するメビウスの輪が描かれています。これからの取り組みや、生み出していくことには無限の可能性が秘めているということを示します。

 

④白いゆり、赤いバラ

白いゆりは自分を信じる純粋さや崇高な理想を表し、赤いバラは、やる気や野心、絶対やり遂げるという情熱を象徴しています。

 

まとめ

魔術師の絵柄からは、これから始めることに対しての準備や下積みをしてきたこと、そして、これから取り組むべきことへの情熱を感じることができます。

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